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非接触検知、検査技術に応用される光センサ技術

非接触検知、検査技術に応用される光センサ技術

アプリケーション

例1. 光センサを用いた生体信号計測

  • 緑色の光を吸収するヘモグロビンの性質を利用し、心拍に応じた光の変化量をセンシングします。
  • 動脈や静脈の可視化などの医療機器やヘルスケア製品への応用ができます。

【応用例】
画像診断機器、パルスオキシメータ、体温計(非接触)、血糖値計など

光センサの図
光センサのグラフ
※ ヘモグロビンは緑の光を吸収する性質があるため、
ヘモグロビン量が多い状態ではセンサに入る光の量は少なくなります。

例2. リニアイメージセンサを
用いたイメージスキャン

  • 媒体のサイズに合わせて複数ICを連結して使用し、画像を読み取ります。
  • 名刺スキャナー、FAXなど画像認識への応用ができます。
リニアイメージセンサを用いたイメージスキャン

例3. リニアイメージセンサを
用いた分光器

  • リニアイメージセンサとレンズ、ミラー、グレーティング(回折格子)などと組み合わせ分光器を構成できます。
  • 光学系の分析、測定器などへの応用ができます。
  1. 入射光をコリレーションミラーを介し、並行光線にします。
  2. この並行光線を回折格子(反射型)に入射し、波長ごとに分光します。
  3. 分光した光をフォーカスミラーで収束し、リニアイメージセンサに入射させます。
  4. リニアイメージセンサに入力された光(元の光の波長成分)に対応した特定の画素に出力信号が観測されます。
リニアイメージセンサを用いた分光器
光の波長
波長ごとに分解・収束された光

光センサ技術による
ソリューションのご提供

当社はフォトダイオードと増幅回路が一体となったCMOS光センサICの開発・量産の実績があり、カスタムICの受託開発をしています。

様々な用途に合わせた各種の光センサを展開

金融端末向けや産業用途(画像関連)などの応用機器向けにカスタムICの開発/量産の実績

さまざまなご提案が可能です。

  • ・アナログ出力
  • ・デジタル出力
  • ・アナログシリアル出力
  • ・パラレル出力
  • ・A/Dコンバータ
  • ・グローバルシャッター
  • ・飽和検出機能
  • ・機能追加
  • ・高速化
  • ・複数ICを連結して動作

製品開発事例

1. スポットセンサ仕様

フォトダイオードと光検出回路を集積したIC

暗電流補正回路を内蔵、動作温度範囲内で安定した出力を実現

複数個並列接続に対応、簡易リニアイメージセンサとして活用も可能

【応用例】
検査装置(非破壊)、測定装置(距離、形状、色彩など)、医療機器

【製品イメージ】
動作温度 -20℃~70℃ -40℃や、85℃対応の事例もあります。
電源電圧 3~5.5V お客さまの用途に合わせたご提案を行っています。
消費電流 1.5mA
出力形式 アナログ
REF電圧 0.1VDD
暗出力 REF基準
ランダムノイズ(σ) 1mVrms~7mVrms
インターフェース 4線シリアルインターフェイス、ゲイン設定、出力制御
トランスインピーダンス※ 500kΩ~240MΩ
(8bitで切り替え)
画素数 単画素 複数ICを一列に配置し、シリアルインターフェースで出力制御することで疑似リニアイメージセンサ化を行った事例もあります。
フォトダイオードサイズ 1㎟ サイズ、形状のカスタマイズを行った事例もあります。
動作温度
-20℃~70℃
-40℃や、85℃対応の事例もあります。
電源電圧
3~5.5V
お客さまの用途に合わせたご提案を行っています。
消費電流
1.5mA
出力形式
アナログ
REF電圧
0.1VDD
暗出力
REF基準
ランダムノイズ(σ)
1mVrms~7mVrms
インターフェース
4線シリアルインターフェイス、ゲイン設定、出力制御
トランスインピーダンス※
500kΩ~240MΩ
(8bitで切り替え)
画素数
単画素
複数ICを一列に配置し、シリアルインターフェースで出力制御することで疑似リニアイメージセンサ化を行った事例もあります。
フォトダイオードサイズ
1㎟
サイズ、形状のカスタマイズを行った事例もあります。

トランスインピーダンス:電流-電圧変換回路における等価的な抵抗値

2. リニアイメージセンサ仕様

高速クロック駆動、高S/N比、高解像度のアナログ信号出力

最短13μsで512画素のアナログデータ転送に対応

イメージングや測距など、様々な用途で利用

【応用例】
名刺スキャナー、FAX、複写機、MFP、金融端末、バーコードリーダー、
検査/選別機、変位計

【製品イメージ】
動作温度 -20℃~70℃ -40℃や、85℃対応の事例もあります。
電源電圧 5V 3.3V対応の事例もあります。
消費電流 50mA お客さまの用途に合わせたご提案を行っています。
動作周波数 50MHz
出力形式 アナログ
REF電圧 0.2VDD
暗出力 REF基準
感度 1V ※
ランダムノイズ(σ) 6mVrms
ライン/s 76.9k
読み取り幅(mm) 6.3mm
画素数 512画素
フォトダイオードサイズ 12.5umピッチ 画素ピッチ12.5μm、64μm、127μmなどの事例もあります。
動作温度
-20℃~70℃
-40℃や、85℃対応の事例もあります。
電源電圧
5V
3.3V対応の事例もあります。
消費電流
50mA
お客さまの用途に合わせたご提案を行っています。
動作周波数
50MHz
出力形式
アナログ
REF電圧
0.2VDD
暗出力
REF基準
感度
1V ※
ランダムノイズ(σ)
6mVrms
ライン/s
76.9k
読み取り幅(mm)
6.3mm
画素数
512画素
フォトダイオードサイズ
12.5umピッチ
画素ピッチ12.5μm、64μm、127μmなどの事例もあります。

フォトダイオードサイズ(12.5umピッチ、高さ1000um)を有するICの出力電圧、照射光条件(波長650nm、19pW、露光時間1ms)

特性・形状

光センサの特性

フォトダイオード受光感度特性

  • 用途に合わせて、コスト、特性を最適化してご提案が可能です。
  • カラーフィルタの搭載も可能です。
受光感度(参考特性)A
受光感度(参考特性)B

リニアイメージセンサの形状

画素形状

  • 画素ピッチP 12.5μm、127μmなど
  • 画素高さY 100μm、200μm、1000μmなど

・フォトダイオード形状/ピッチ変更可能

・複数ICを連結して動作させることで画像読み取り幅を拡大

・フォトダイオード上へのカラーフィルタ搭載

・スポットセンサでも同様のカスタマイズ可能

光センサ出荷形態

お客さまのご要望に合わせ出荷形態は、透明樹脂パッケージ、チップ、ウェーハをご選択いただけます。

  • 透明樹脂パッケージ

    透明樹脂パッケージ
  • チップ

    チップ
  • ウェーハ

    ウェーハ

カスタムICの受託開発

光センサのIC開発についてはお任せください。

このようなご要望はありませんか?

  • 処理スピードをもっと速くしたい
  • ノイズを下げたい。S/Nを上げたい
  • 光量調整をもっと簡単にしたい
  • 取付調整をもっと簡単にしたい
  • 画像の読み取り幅をもっと拡げたい
  • 差別化したい
  • もっと簡単に使いたい
  • カラー画像を取得したい
  • 用途毎に合わせたバリエーションが欲しい
  • 小ロットで生産したい

お問い合わせ

具体的なご要望がございましたら、
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