Messageご挨拶

蓬田 公夫

当社は、セイコーグループの半導体専業メーカーとして1975年に設立され、CB無線用PLL CMOS ICの開発に成功して以来、「世界初」、「世界一」に挑戦し、実現してまいりました。
独創的な技術と「常に時代の一歩先を行く」というセイコー創業者の精神のもと、お客さまのニーズに応える製品を提供し続け、今年50周年を迎えます。
近年の産業DX化、通信技術の発展による半導体への期待は益々高まっており、モビリティ分野では、性能、および安全性の向上、とくに運転支援機能や自動運転技術の発展においては、半導体技術の進歩が今後ますます重要となります。そして、インダストリー分野では、工場の自動化、ロボットアームの制御、およびセンシング技術、メディカル分野では、日常生活における行動の可視化、ヘルスケアDXにおいて半導体は欠かせないものになります。
この挑戦が生むキーデバイスとソリューションの提供を通してお客さまとつながり、これまでも、そしてこれからの50年も社会に必要とされる企業であり続けたいと考えています。
当社の開発・生産拠点である那須塩原事業所は、那須高原の麓に位置します。那須高原の美しい自然は、私たちにとってかけがえのない財産であり、人に豊かさと新たな発想を与えてくれます。そこで生み出された技術と製品で社会を豊かに、そして世界中が笑顔であふれる未来を創ります。

セイコーNPC株式会社 代表取締役社長
蓬田 公夫