紫外光から赤外光までを高感度に検出

SM3320Aは、単一画素フォトダイオードと、光検出回路を集積し、超小型パッケージに収めたイメージセンサ用ICです。紙幣・有価証券の認証分野では、セキュリティ性能向上のため、紫外光から赤外光までの広波長域の光を用いた真偽判定の要求が高まっております。しかし、従来の光検出回路では、異なる波長毎に汎用フォトダイオードとオペアンプ等を必要としており、設計、および、波長検出の自由度に制限が発生しています。

SM3320Aは、画素サイズ1mm2のフォトダイオードと電荷蓄積アンプを採用し、シリアルインターフェースを用いて感度設定することで、紫外光から赤外光までの広波長域の光を高感度に検出することができ、さらに、LEDの光量のばらつきを補正することもできます。また、暗電流補正回路を内蔵したことで、動作温度範囲内で安定した出力信号を得ることが可能になります。同時にSM3320Aを複数個並列接続することで、検出幅の拡大が可能になり、多岐にわたる光検出システムに対応することができます。

特長

SM3320A

  • 高感度プリアンプにより、紫外光~可視光~赤外光をひとつのICで検出可能
  • 暗電流補正回路を内蔵し、安定した信号出力を実現
  • 外部設定により、検出波長に合わせたGAIN設定が可能
  • ゲイン設定およびセンサ出力制御:
    シリアルインターフェース(DATA, SE, CLK, OE)
  • トランスインピーダンス*1設定範囲:500kΩ~240MΩ
  • 波長による感度変動の少ない反射防止膜を内蔵
  • 受光部サイズ:2.3mm×0.6mm (受光素子面積:1.0mm2)
  • 電源電圧範囲:2.7~5.5V (単一電源)
  • 動作温度範囲:-40~+85℃
  • パッケージ:12 pin HCOB : (W) 3.20mm x (D) 5.50mm x (H) 1.15mm

*1. トランスインピーダンス:電流-電圧変換回路における等価的な抵抗値

広波長域をひとつのセンサで検出

	広波長域をひとつのセンサで検出 	広波長域をひとつのセンサで検出

分光感度特性

分光感度特性

ブロック図

ブロック図

応用回路例

3ビット(A0, A1, A2)のアドレス設定により、アレイ状に並列接続が可能です。全ての入出力制御は、シリアルインターフェース(DATA, SE, CLK, OE)にて行います。これにより、入射する波長域での感度設定、LED光量バラツキ補正が可能です。

応用回路例

データシート

3320_ND13001J00(552.0 kB)

アプリケーションノート

APP_SM3320A_J(556.6 kB)