Environmental
conservation
環境保全活動

那須塩原事業所は、豊かな自然環境に囲まれた日光国立公園に隣接しています。
工場設立当初からこの自然を守り、調和するため、環境マネジメントシステム「ISO14001」を構築、運用しています。
国立公園に隣接しているため国の基準より厳しい環境基準が設けられていますが、この基準を遵守することはもちろん、より厳しい自主基準を設けて環境保全に努めています。

環境方針

基本理念
私たちセイコーNPCは、環境と調和した企業活動と成長を目指し、半導体製品の開発、製造、販売活動を通じて、地球環境への負荷を減らし持続可能な循環型社会の実現に貢献します。また、自然環境と共生・共存しうる活動に取り組みます。
行動指針
  • 法令を遵守し、環境に関する動向を注視して的確に対応します。
  • 環境マネジメントシステムを有効的に運用し、循環型社会の実現に向けた取り組みを推進します。
  • 環境への負荷の低減に努めるとともに、限りある資源を大切にし、省エネルギー・省資源活動に継続的に取り組みます。
  • 循環型社会の実現に役立つ新技術、新製品の開発に挑戦します。
  • 環境問題に関する取り組みについて、ステークホルダーとの積極的な連携・協力に努めます。また、社内教育、啓発を通じて社員の意識向上を図ります。
ISO14001

セイコーNPCは、1996年3月、ISO14001認証を取得しました。

<適用範囲>

適用事業所:セイコーNPC株式会社 那須塩原事業所

適用組織:那須塩原事業所で働くすべての人々に適用する。

適用事業:LSI設計・製造・サービスおよび事業に用いる工場敷地、
建屋、設備に関する環境保全活動に適用する。

初回登録日:1996/3/29
発行日:2023/3/29
有効期限:2026/3/29
認証機関:SGS
認証No.JP08/070252

エネルギー使用の合理化

当社はエネルギー使用の合理化に積極的に取り組んでいます。
経済産業省による「事業者クラス分け評価制度」においても 2015年から継続して優良・Sクラス事業所に選定されています。

緑化活動

那須塩原事業所では、マツやナラなどの高木から、梅、桜、ツツジ、アジサイなどさまざまな花木が植栽されており、四季折々の表情を見せています。
計画的に剪定、樹木消毒などの手入れを行い、倒木の危険性がある大木や枯れてしまった老木を1本伐採したら、新しい緑を1本植えることを意識して、これからも緑あふれる工場をつくっていきます。

絶滅危惧種の保護

事業所内の敷地の一角に絶滅危惧種であるキンラン3株を見つけました。また、その近くにギンランを多数確認しています。
キンランはラン科の植物(多年草)で直射日光が当たらないような明るい山林のブナ科やマツ科の樹木の根元近くに生育し30~70センチほどの高さになります。
このキンランとギンランは性質がよく似ているため、お互いをすぐそばで見かけることもあります。樹木の根に寄生する菌類が作る養分を取り込むため、樹木と共存関係にあり、諸条件が揃った場所でないと育たないという特徴があります。
かつて雑木林に群生するキンランを見ることは珍しくなかったのですが、近年、個体数が減少し将来的な絶滅が危惧されることから環境省は「絶滅危惧II類」に指定しています。
自生するキンラン、ギンランを見つけても、持ち帰ったりせずにそっとしておきましょう。

キンラン
ギンラン
開花時期
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
キンラン
ギンラン

環境保全活動の歩み

1993年 特定フロン、トリクロロエタンを全廃
1995年 関東産業局長よりエネルギー管理優良工場賞受賞
1996年 環境マネジメントシステムISO14001の認証取得
1998年 廃棄処理していた無機汚泥をセメント材としてリサイクル開始
1999年 LPGを燃料としたコ・ジェネレーションシステムによる自家発電開始
2000年 ダイオキシン特別処置法施行に伴い焼却炉廃止
2001年 資源エネルギー庁長官よりエネルギー管理優良工場賞受賞
2001年 廃酸汚泥をセメント材としてリサイクル開始
2003年 全製品鉛フリー達成
2003年 産業廃棄物のリサイクル率100%達成、継続中
2005年 チームマイナス6%(チャレンジ25キャンペーン)活動展開
2006年 コ・ジェネレーションシステムの運転を間欠運転に切替、CO2発生量を2005年度の60%まで減少
2008年 窒素発生設備の適正化(小型化)を図り、年間消費電力量を3%削減%まで減少
2010年 地球温暖化対策活動を推進し、栃木県よりエコキーパー事業所に認定
2011年 東日本大震災後の電力使用制限令に対し、コ・ジェネレーションシステムによる発電によりグループ内共同スキーム実施、買電量15%削減を達成
2013年 栃木県よりエコキーパー事業所に再認定(2回目)
2014年 工場棟屋根を遮熱塗料に塗替え、空調負荷低減による省エネ実施
2015年 コ・ジェネレーションシステムを完全停止してLPGの使用をゼロに、工場に無停電電源装置(UPS)を配備
2016年 工場内空調設備(ターボ冷凍機)を省エネタイプに更新し電力量を削減栃木県よりエコキーパー事業所に再認定(3回目)
2017年 スクリューコンプレッサー更新による電力量の削減
2018年 窒素発生設備更新による電力量の削減
2019年 栃木県よりエコキーパー事業所に再認定(4回目)
2020年 ウェーハ洗浄装置を刷新、洗浄のための化学薬品使用量を抑制
2021年 とちぎSDGs推進企業登録制度に登録されました
2022年 栃木県よりエコキーパー事業所に再認定(5回目)
2023年 前工程製造を外注へ委託したことにより電力量を大幅削減、CO2発生量が2022年度比の50%まで減少